市民活動サポートコーナー
                             

【H19補助金団体 杪佻辰鳩皇阿硫颪しわ(その2)

(その1から続く)

 「ある施設で、部屋にこもって出てこない方がおり、心配した施設の依頼でお部屋に入れていただきました。初めはまったく言葉がなく、反応もありませんでしたが、そのままじっと寄り添っていたら、ポツリポツリとご自身のことを話し始め、最後には『話せてよかった』と言っていただけました。(増田さん)」

 「いきなり他人が来て話をしましょうといっても、できないのは当たり前。訪問した先で、皆さんが体操をしていれば一緒に体操する、手遊びをしていたら一緒に手遊びする、そうして徐々に雰囲気がほぐれてきます。相手が認知症の方であっても、相手のペースに合わせて一緒に時間を過ごします。(苗村さん)」

 悩みがなかったとしても、思っていることを口に出して話すと、気持ちの安寧や活性化につながります。施設に入所されている方々、特に歩行が困難な方々や認知症の方々は、他の入所者と会話することが難しく、スタッフも一人一人の話をゆっくり聞く時間は取れません。そういう場に、会の方々が入っていくのです。

 =人々に対話を取り戻すために=

 活動を始めてしばらくしたとき、「傾聴活動なんて本当に必要なんだろうか」と不安を抱いたことがあるそうです。家族や地域でのコミュニケーションが復活すればいいのではないかと。けれども、井戸端会議や家族での団欒が減り、会話相手がいない人が増えていることを思うと、「やはり今後とも必要なこと」だと実感したそうです。
 傾聴活動というと、高齢者のボランティアだと思われがちですが、若い人の間にこそ、傾聴の大切さを伝えたいとお二人は言います。一見、携帯電話やメールでコミュニケーションが取れているように見えるけれども、メールは一方的に要件や言いたいことを伝えるだけ。携帯電話でも、相手の話を受け流すような会話が多く、長く対話することができないそうです。

 「対話ができないということは、コミュニケーションがとれないということ。若い人に対話の必要性を伝えていきたいですね」と苗村さん。「今後は、独居高齢者の方や種々の事情で話す機会の少ない方々を訪問して、世代を超えて聴く活動を進めていきたい」と増田さん。
 対話と傾聴の会では、今後、傾聴の大切さを広めるための公開講座も予定しています。あらゆる活動の基本となる傾聴活動の幅はますます広がりそうです。(H19.10)

 
   


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