【10/12】創造会フェスタに参加いたしました
公開日:2025年11月02日 最終更新日:2025年11月04日
10月12日(日)、我孫子市の介護老人保健施設クレオで開催された地域交流イベント「創造会フェスタ2025」に参加いたしました。
本イベントは医療法人社団創造会(平和台病院グループ)主催の恒例行事で、地域住民の健康・福祉増進を目的とした秋の祭典です。当日は健康・予防に関する講演や展示が行われ、会場ではeスポーツ体験とInBody(体組成計)測定など、健康づくりに関する各種体験コーナーが設けられました。
柏の葉eスポーツ研究会はこちらのeスポーツコーナーを担当です
当日は研究会スタッフに加え、柏市内の麗澤中学校情報研究会から中学生ボランティア4名が参加し、一緒にゲーム体験の運営をいたしました。使用する機材は系列のデイサービス柴崎所有の物を使用させて頂いたほか、お祭り気分を盛り上げるアイテムとして法被と手拭いもご用意頂きました。
イベント開始前に機材の操作などを皆で確認します
eスポーツ体験の様子
当日の体験コーナーでは太鼓の達人のほか、体を動かすといったシンプルな操作で楽しめるゲームも。当初はゲーム未経験であった方も次第に熱中していったり、スタッフや中学生ボランティアと共に対戦や共同プレイを楽しむ様子を見る事ができました。世代を超えたコミュニケーションが実現した事で、体験後には多くの方から「楽しかった」と笑顔があふれ、会場は賑わいを見せました。
太鼓の達人コーナーでは対戦や再挑戦する方などの姿も
シンプルに体を動かすゲームもわかりやすい点が好評
展示もさまざま
創造会フェスタでは健康・福祉をテーマにした展示が併設されていたのも特徴的です。
防災品の展示やクイズなども
スタンプラリーを実施していた事で多くの方にゲーム体験をして頂く事ができました
当日の目玉の講演会の間にはゲームを遊ぶ人もほぼいなかったので研究会スタッフもInBody 270S(画像)の体験をさせて貰う事に
画像はInBody公式サイトより
測定が終わると30秒程で結果が出て筋肉量の測定等で総合点数などを出してくれます。研究会スタッフもゲームをする機会が多いので、今回のイベントは健康についても考える良い機会となりました。
シニア世代の反応
今回のイベントでは予想以上に多くのシニア世代の方々がeスポーツ体験に興味を示し積極的に参加して頂く事ができました。中には一度プレイした後も「もう一度やってみたい」と再挑戦する方もいたり、その都度、場が盛り上がり笑顔が広がっていた様子が印象的でした。ゲーム操作に不慣れな方にも中学生ボランティアが丁寧に声をかけ、心理的なハードルを下げることで最後まで楽しく体験いただけたことも大きな成果となりました。
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シニア層の関心:多くの高齢の方がゲーム体験に興味を示し、初めての操作にも挑戦して楽しむ様子も。
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ボランティアの効果:中学生ボランティアの協力により体験者の声を広く収集。
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イベントの盛り上がり:当日の来場者は89名と大盛況。(施設担当者発表)多世代交流の広がりを実感する機会に。
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継続的な挑戦:再挑戦される方や、継続的な関心を持っていただけたことも大きな成果。
 
中学生ボランティアの活躍
麗澤中学 情報研究会からは中学生4名のボランティアが参加し、スタッフとともにeスポーツコーナー運営を大いにサポートしてくれました。参加者にゲーム操作を説明したりプレイ中に励ましたりするなど、来場された方々が安心してゲームに挑戦できる環境づくりをしてくれた事で研究会としても体験者から多くのフィードバックを伺うことが可能になりました。
最後はイベントで大活躍の情報研究会メンバーの皆さんと記念撮影
参加者・施設からの声
イベント終了後、参加者の皆様からは「ゲームで楽しく運動できた」「初めてできて感動した」といった前向きな感想が数多く寄せられ、イベント担当者の方からは今回の活動について次のような所感を伺う事ができました。
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世代を超えた交流の可能性:「eスポーツは世代を超えたコミュニケーションツールとなりうる」点を実感。
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幅広い対象への適用:対面での交流によってeスポーツへの心理的ハードルが下がり、幅広い世代の方々が楽しめた。
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ボランティアの役割:中学生ボランティアの関わりが非常に大きく、参加者との架け橋となってくれた。
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笑顔を広げる力:参加者・観戦者ともに多くの笑顔が生まれ、人を笑顔にする力を感じた。
 
研究会としても今回のイベントを通して今後のeスポーツの活発な実践と発展に繋がる事を期待したいと考えます。
イベントを終えて
今回の体験会を通して、改めてeスポーツを通じた地域交流の可能性が実感されました。学生ボランティアからは「eスポーツがただの“ゲーム”ではなく、世代間交流や健康づくりにも役立つと実感した」という声も聞かれ、eスポーツの社会的意義についても考えるきっかけになった事は大変嬉しい限りです。その他、今回のイベントに参加するきっかけになったのが研究会のオープンミーティングであったり、活動を続けていくなかで柏市内の学校と繋がったりと色々なご縁があった事でeスポーツの輪が広がる実感は、活動はボランティアでありながらも非常に意義を感じる事ができるのは醍醐味でもあると考えます。
以下は代表所感
■今回のイベント内で看護師から福祉施設への転職を検討される方とお話しする機会があり、雇用の条件にeスポーツについて知見がある事が求められているのでいろいろ教えてほしいと相談がありました。
eスポーツの成り立ちや有効性などお話しする中で、介護施設が抱える課題としてレクリエーションの充実があるように感じました。 満足度や幸福度、社会的なつながり、いわゆるウェルビーイングの充実が足りていないと感じておられる施設や従業員の方々が増えているのは間違いないと思います。
その中でeスポーツやゲームといった文化が注目され、施設の課題解決に役立ってきていると実感するとともに、それらに親しみがある世代が高齢化する時代になってくると、さらに需要は伸びると考えます。 今後もeスポーツやゲーミフィケーションの効果について研究と発信をして動向を伺いたいと思います。
寺口
麗澤中学・高等学校の関係者の皆様と
今後も柏の葉eスポーツ研究会では今回得られた学びを活かし世代やコミュニティを超えた交流や社会貢献につなげていきたいと考えます。
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今回のイベントは麗澤中学・高等学校のHPでもご紹介を頂きました。下記のリンクでご覧頂けます。
【情報研究会】eスポーツで多世代交流!介護施設でボランティアに参加しました! | 部活動 | 麗澤中学・高等学校(千葉県柏市の中高一貫・共学校)