「土佐日記」~紀貫之・諸玉の日記文学~
公開日:2024年08月23日 最終更新日:2024年08月23日
登録元:「特定非営利活動法人パートナーとうかつ」
まなび屋講座8月度
演題:『土佐日記』~紀貫之・珠玉の日記文学~
日時:8月20日(火) 10:00~12:00
場所:パレット柏 ミーティングルームD
講師:開智国際大学教授 服部一枝
講座状況:
昨年に続き、開智交際大学服部一枝先生の土佐日記の講座です。
残暑の中でしたが、19名の参加を頂きました。
前回は、土佐日記の文学的意義、紀貫之がどうして、ひらがなで日記を書いたのか、など概要をお話しいただきました。
今回は、前回をもう一度レビューし、日記の冒頭部分5日ほどを読み解きました。
別れを惜しむ、土佐の人たち、歓送に沸き立つ住民の様子など、また旅の無事を祈りますが、出立の最初から、何度も天候の
悪化で足止めを食らうなど、先々を不安を抱えつつも、気持ちが高ぶっているさまなど、が生き生きと描かれています。
また、和歌の挿入も多くありますが、古今和歌集などとは違い、少し砕けて、やわらかい歌、くだけた歌が多いのも日記ならで
わです。
「土佐日記」の講座は、あと2回ほど続け55日間の日記を読み解く予定です。ご期待ください。
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