パートナーとうかつ・まなび屋「源氏物語」(15)
公開日:2022年06月11日 最終更新日:2022年06月11日
まなび屋講座「源氏物語」
♦実施日:2022年6月9日(木)10:00~12:00
♦場所:パレット柏ミーティングルーム
♦テーマ: 「源氏物語(15)」第36帖~第38帖
♦講師:上鈴木春枝
♦参加者:一般28人、会員3人、スタッフ3人 計34人
♦講座内容:
「源氏物語 36帖~38帖」を読みました。日本文学に古典に触れる優美なひとときでした。
*第36帖「柏木」;光源氏の妻・女三宮との密通が知れ、源氏に疎まれた柏木は病床に伏せっている。柏木の病勢は悪化し死が間近に迫っている。そんな折、女三宮は男児(薫)を出産するが産後の衰弱と源氏への怖れから出家をする。源氏はかっての藤壺との秘事を思い起こす。
一方柏木は夕霧(柏木の親友)に妻・落葉の宮への配慮を託して亡くなる。
*第37帖「横笛」;柏木の一周忌を迎える。源氏は成長する薫を愛しむ。
秋、夕霧は一条の宮との合奏を行い、柏木遺愛の横笛が贈られた。その夜、夕霧の夢枕に柏木が現れ、その笛は自分の子に伝授したいと言う。
夕霧は薫を見て柏木に似ていると直感しつつ、夢のことを源氏に語ると、源氏はその笛は預かるという。
*第38帖「鈴虫」;蓮の花盛りの時期に女三の宮の持仏開眼供養が営まれる。
8月の十五夜、源氏は女三の宮と鈴虫の歌を唱和する。折から、夕霧たちが現れて鈴虫の宴となるが
冷泉院のお召しがあり一同は参上する。
*小渕内閣時に発行された2千円札の裏面には源氏物語絵巻の鈴虫の巻の画面や紫式部日記の紫式部の肖像画が印刷されている。