「源氏物語」(16) 第39帖~第41帖
公開日:2022年09月13日 最終更新日:2022年09月13日
♦テーマ: 「源氏物語(16)」第39帖~第41帖
♦実施日:9月8日(木) 12:30~14:30 パレット柏多目的ルームA
♦講師:上鈴木春枝氏
♦参加者:一般27人、会員5人、スタッフ3人 計35人
♦講座内容:
*お昼の12:30から14:30といつも違う時間帯でしたが、大勢の人が来られて、うれしい悲鳴をあげました。
*第39帖「夕霧の巻」:夕霧が、友人であった亡き柏木の妻落葉の宮に恋をする。落葉の宮の母一条の御息所の計らいで二人の結婚が成り立ったかのような状態になる。妻雲居の雁は怒り、父の邸に帰ってしまう。
第40帖「御法の巻」:光源氏が最も愛した紫の上が病に伏せり出家を望むが、源氏はそれを許さない。
秋になり、見舞いに訪れた明石の中宮(源氏の娘、母は明石の君)に見守られて亡くなる。源氏は深い悲しみのなかに突き落とされる。
第41帖「幻の巻」:紫の上が亡くなってからの1年は、源氏は御簾の内に籠もり、紫の上との日々を回想し供養に明け暮れる。源氏の悲しみが、四季を追って、源氏の歌で描かれている。
12月になって、やっと源氏は人々の前に姿を現す。年の終わりとともに、一生を終わったことを悟る。
*第41帖の後、「雲隠れの巻」なる巻名だけの帖がある。これは光源氏が亡くなったことの暗示。
この後、源氏亡き後の第42帖が始まる。
*次回は12月27日(火)の予定。