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まなび屋講座 「土佐日記」~紀貫之・珠玉の日記文学~

公開日:2023年08月16日 最終更新日:2023年08月16日

まなび屋講座 「土佐日記」~紀貫之・珠玉の日記文学~

♦講座実施日:8月10日(木) 10:00~12:00 パレット柏ミーティングルームD

♦講師:開智国際大学教授 服部一枝

♦参加者:一般11人、会員4人、スタッフ3人 計18人

♦講座状況・講座概要:

*王朝の歌人として知られる紀貫之は、「古今集」を撰進し、屏風歌歌人として活躍し、「新撰和歌」を完成させるなどの華々しい活躍をしましたが、宮廷役人としての官歴は六位に留まっています。63歳で土佐の守に任じられ赴任。67歳で任が解け帰京します。その帰京の時の日記が「土佐日記」です。

*『男もすなる日記と言ふものを、女もしてみむとてするなり』と女性に仮託して書いたのはなぜか。貫之は歌人として仮名文化に精通していました。当時の男性貴族は漢文で日記を書くのが通例だったので、仮名で日記を書くため、こういう形態を取ったのでしょうか。

*土佐日記の貫之の自筆祖本は現在見つかっていませんが、写本は定家本・為家本・宗綱本・実隆本の4系統があり、特に為家本やそれを写本した青𧮾(せいけい)書屋本(しょおくぼん)は貫之の原文を忠実に転写してして現在に伝えています。

 

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