まなび屋10月度 「江戸の娯楽2~芝居小屋と芝居見物~」
公開日:2023年10月15日 最終更新日:2023年10月15日
「江戸の娯楽Ⅱ」~芝居小屋と芝居見物~
♦日時:10月10日(火) 10:00~12:00
♦講師: 二松学舎大学講師 松尾政司先生
♦参加者: 15人
♦講座状況・講座概要:
*豊富な資料をお持ちいただき、中味の充実した講演会でした。
*「芝居」は元来、社寺の芝生を意味していましたが転じて、「演劇」や「劇場」を指すようになった。
*「歌舞伎」は、出雲阿国が慶長5年(1603)京都で創始した。江戸歌舞伎を確固たるものにしたのは市川團十郎でした。市川團十郎の演じる正義感溢れる破邪顕正な豪傑が大立ち回りを演じる荒事芸が絶賛を博した。
*江戸の女性は歌舞伎役者の立ち居振る舞い、衣装に狂気して、その熱狂は江戸中に広がった。
*木戸銭(入場料)は決して安くありません。しかし多くの庶民が芝居見物に押し寄せた。この木戸銭はどのように工面したのでしょう。(不明)
*人気歌舞伎役者の給金は、三千石高の役人の取り高にも匹敵しました。人気役者はまさしく“千両役者”だった。
♦次回予定:11月14日(火) 人生百年時代の生き方「一生青春・一生感動」(当会理事・神谷端)